マンチェスター・シティ-受継がれる10番-

マンチェスター・シティという名の物語

2017~2018シーズン、ジョゼップ・グアルディオラ体制2年目を迎えたマンチェスター・シティは、昨季の無冠を払拭するかの如く、プレミアリーグで圧倒的得点力を誇り、4季ぶりのリーグ優勝を勝ち取りました。

近年こそ、マンチェスター・シティはプレミアリーグ、欧州カップで存在感を高めています。しかし、2010年以前は、華やかな成功を収めるライバルチーム、マンチェスター・ユナイテッドの陰で、長きに渡る低迷期にありました。

2007年、新オーナーを迎えたマンチェスター・シティは低迷期を脱却すべく、大幅な戦力刷新によって試行錯誤を行います。2010~2011シーズンには35季ぶりのFAカップ優勝・クラブ史上初のCL出場権を獲得、2011~2012シーズンには最終節後半アディショナルタイムに逆転し劇的なプレミアリーグ優勝を果たしました。

マンチェスター・シティに受継がれる10番は、チームの低迷期から成長期、飛躍期をチームと共に歩んできたと言えるでしょう。

今回は、『蒼き月』の10番に注目します!!!

 

2008年~2010年のNUMBER10

マンチェスターシティ・エース08-09ロビーニョ

2008年9月1日、移籍市場最終日にレアル・マドリードから移籍してきたロビーニョは、加入初年度から攻撃陣を牽引し、14ゴールを記録しました。しかし、クラブ合宿の無断離脱、素行問題が表面化した事でマーク・ヒューズ監督とも衝突、チームも10位に終わりました。翌2009~2010シーズンは本調子から遠ざかり、出場機会が減少、2010年1月にレンタル移籍を決断しました。加入初年度が最も印象的な活躍でした。

 

2010年~2015年のNUMBER10

マンチェスターシティ・エース13-14ジェコ

2011年1月7日、ブンデスリーガ、ヴォルフスブルクから移籍してきたジェコはマンチェスター・シティで重要な活躍を果たしました。マンチェスター・ユナイテッドとの優勝争いが最終節までもつれた2011~2012シーズン、絶対勝利が必要ながら追いかける展開となったシティに、途中出場ながら後半アディショナルタイムに値千金の同点弾をもたらし、奇跡の逆転優勝へ繋げました。

2012~2013シーズンにはチーム得点王の14ゴールを、2013~2014シーズンには16ゴールを記録しリーグ優勝に再び貢献しました。マンチェスター・シティの成長期に於いて、ジェコは数多くの記憶に残るゴールを挙げた選手だと思います。

 

マンチェスター・シティTIP

マンチェスター・シティのテーマには『Blue Moon』と言われるジャズナンバーがあります。シティのサポーター達に歌われてきたこのナンバーに、マンチェスター・シティが『蒼い月』と言われる所以があるようです。

『蒼い月』という言葉には、『極めて稀な』という意味があります。マンチェスター・シティはクラブの歴史上、『極めて稀な』体験を幾つもしており、その予測不能な展開こそが、ファンの心を掴み、応援に掻き立てる魅力なのかもしれません。幾つか具体的な事例を紹介します。

①1936~1937シーズンにリーグ初優勝を果たすも、翌シーズンに2部降格

②1957~1958シーズン、年間42試合で104得点100失点という3ケタ記録を樹立

③2009年、新オーナー就任に伴い一気に欧州トップの資金力クラブに変貌

④2011~2012シーズン最終節、後半アディショナルタイムに2得点を挙げ逆転優勝

良い事も悪いことも、予測不能な展開だからこそフットボールは面白い、それを本質的に体現するチームなのかもしれません。

 

マンチェスター・シティ:現在のNUMBER10

マンチェスターシティ・Live16-17アグエロ

2011年7月28日、5年契約で加入したアグエロは加入初年度から鮮烈なパフォーマンスで期待に応えました。特に、2011~2012シーズンの優勝争い最終節では、92分ジェコの同点弾から2分後の94分に逆転弾を叩き込み、チームを44シーズンぶりのリーグ優勝に導きました。

2014~2015シーズンには、マンチェスターダービーで2ゴール、最終的に26ゴールを記録し初のプレミアリーグ得点王に輝きました。ジェコの移籍に伴い10番を担うようになった2015~2016シーズン以降も得点量産ペースに変わりはなく、2017~2018シーズンにはクラブ通算得点記録を更新するなど、今なお10番としてマンチェスター・シティの攻撃陣を牽引しています。

 

マンチェスター・シティ:まとめ

低迷期を過ごしていたマンチェスター・シティの面影は最早見当たりません。チームは試行錯誤の末、大きく成長し、飛躍しました。そして、今、ジョゼップ・グアルデイオラ監督体制で、欧州制覇という最も難しい道程を歩んでいると言えるでしょう。その目標を達成するには、10番の活躍が必要不可欠です。チームの低迷期も成長期も、飛躍期も、チームと共に歩んできた10番が欧州制覇をもたらす日は近いかもしれません。

マンチェスター・シティで受継がれる10番に敬意を〆

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