アルゼンチンVSクロアチア-グループD-

4チームとも実力者が揃うグループD、初戦を引き分けで終えたアルゼンチンは第2戦で絶対勝利を期します。一方のクロアチアは、初戦で快勝を収めた勢いそのままに、連勝でグループリーグ突破を決めてしまいたい所です。

アルゼンチンとクロアチアの1戦を振り返ります!!

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試合結果

アルゼンチン0-3クロアチア

南米と欧州の実力者同士の1戦は、クロアチアの完勝という結果に終わりました。クロアチアはこれで2連勝、勝ち点を6に伸ばし、グループステージ突破を確定させました。一方、敗れたアルゼンチンは激戦区のグループDに於いて、非常に苦しい状況になりました。リオネル・メッシ(バルセロナ)のロシアW杯はグループステージで終わってしまうのか、最終戦での奇跡の巻き返しに期待が集まります。

 

試合内容

均衡した前半序盤

初戦で引き分けたアルゼンチンにとって、この試合での勝ち点3は至上命題でした。序盤は前線から積極的にプレッシングを掛け、クロアチアが誇る中盤にも圧力を掛け、試合展開は均衡していました。

一方のクロアチアも、序盤からハードワークをこなし、FWマリオ・マンジュキッチ(ユベントス)を始め、前線の選手がアルゼンチンの最終ラインにプレッシングを掛ける事で、ボールを支配するアルゼンチンにゲームメイクを簡単にさせない展開を作りだしました。

 

運動量が落ちた前半中盤

前半20分を境に変化が見られたのはアルゼンチンでした。前線からの連動したプレッシング頻度とが減少し、クロアチア守備陣に対しての圧力が弱まりました。これによって、クロアチアの最終ラインは比較的、安定感をもった守備パフォーマンスを披露出来たと思います。

一方、クロアチアは前線からのプレッシングが落ちる事はありませんでした。特に、FWマンジュキッチがアルゼンチンの最終ラインに掛ける圧力の効果は大きいものだったと言えるでしょう。アルゼンチンの最終ライン、GKウィリー・カバジェロ(チェルシー)のパス回しには、この時間帯から既に不安定感が表れていました。

 

重くのしかかった2つのミス

試合結果を大きく決定付けたのは、アルゼンチンが犯した2つの致命的ミスでしょう。1つ目のミスは前半30分、MFマルコス・アクーニャ(スポルティング)のドリブル突破から作った最大の得点機をMFエンソ・ペレス(リバー・プレート)が決められませんでした。クロアチアGKダニエル・スバシッチ(モナコ)はドリブル突破によって釣りだされており、無人のゴールに流し込む展開でしたが、ゴールポストの脇を掠めるシュートに終わりました。

マルコス・アクーニャ(スポルティング)

エンソ・ペレス(現リバー・プレート)バレンシア所属時


2つ目のミスは、後半8分でした。DFからのバックパスを受けたGKカバジェロは、迫りくるクロアチアFWアンテ・レヴィッチ(フランクフルト)の頭上を越すループパスを選択しました。しかし、ループパスの強度と高さは不足、パスは味方DFに渡る事なく、レヴィッチが拾い、そのままダイレクトボレーを突き刺しました。GKの致命的ミスにより均衡は破れました。

アンテ・レヴィッチ(フランクフルト)

 

違いを見せた2人

思わぬ形でビハインドを負ったアルゼンチンは反撃を試みますが、クロアチアの衰えないハードワークの前に沈黙しました。逆に、先制点で勢い付いたクロアチアは、中盤の2枚の大黒柱が違いを見せつけました。

後半35分、アルゼンチンPAエリア手前でボールを受けた主将ルカ・モドリッチ(レアル)右足を一閃、放たれたミドルシュートは外側から巻く素晴らしい回転で、アルゼンチンゴールに吸い込まれました。追いすがるアルゼンチンを突き放すには十分に衝撃的なミドルシュートだったと言えるでしょう。

ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)


更に、後半46分、イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)が放ったミドルシュートを拾ったマテオ・コヴァチッチ(レアル)がアルゼンチン守備陣とGKを引きつけ、再びラキティッチへとパス、これをラキティッチが難なくゴールに流し込み、クロアチアに3得点目をもたらしました。

 

総括

アルゼンチン

2戦で勝ち点1と、グループ突破は風前の灯火となりました。しかし、まだ可能性は残されています。この試合では致命的なミスによる失点から、集中力が切れたかのように、クロアチアの一方的な展開にしてしまいました。

アルゼンチンの頼みの綱である、メッシはクロアチア守備陣、中盤のハードワークの前に完全に沈黙させられました。この試合、そして初戦のアイスランド戦でも明らかになったのは、チーム全体のハードワークの前では、メッシ依存という戦術が機能しなくなるという事でしょう。メッシが他を絶する最高のタレントを有するとしても、周囲のハードワークが無ければ、最終戦もクロアチア戦と同じ結果となる可能性は高いと思われます。

 

クロアチア

開幕2連勝でグループステージ突破を決めたクロアチア、この結果は誰もが予想しなかったでしょう。クロアチアはかつてより、技術力、タレントを有するものの、チーム組織力、一体性の欠如で、国際大会の舞台では今一つ成果を挙げて来れませんでした。

しかし、今大会でクロアチアが魅せるのは、円熟味を増したモドリッチ、ラキティッチのプレーは勿論、ピッチ上に立つ全員が献身的なハードワークを欠かさない事でしょう。ハードワークを全員が行う事で、チームに一体感が生まれ、強い組織へと変貌しているクロアチアには今、死角は見当たらないでしょう。

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